The symposium about river engineering, 2022

土砂・洪水氾濫対策の施設規模における計画規模の設定方法に関する考察

著者

原田 紹臣1,藤本 将光2,小杉 賢一朗3,里深 好文4,水山 高久5

1.京都大学大学院 農学研究科,2.立命館大学 理工学部 准教授,3.京都大学大学院 農学研究科 教授,4.立命館大学 理工学部 教授,5.京都大学 名誉教授

説明資料

コメント (3)
  1. 木下 篤彦 より:

    イベント降雨の前段階の降雨の設定の仕方が分かりません。線状降水帯は停滞前線の位置や相当温位345K以上のエリアの分布、風向、収束の有無などによっても変わってくるため、どう機械的に設定するのかを事前に決めておく必要があります。ちょっと難しそうです。面白いですけど。

  2. 原田 紹臣 より:

    コメントありがとうございます。
    ご指摘のとおり、線状降水帯における積乱雲の降水過程を含めて議論する場合、相当温位に関係する上空の水蒸気量や、鉛直シアン等の大気の流れ等の考慮した設定が必要になり、まだまだ、一般的に課題が多いと思われます。
    そこで、本研究では、先ず、計画論としての土砂・洪水氾濫における降水規模や特性について検討するため、風圧場等の気象場の変化について仮定した条件の中で、筆者らの未経験豪雨の考え方を基本に、無降雨時間や確率降雨について議論しています。
    今後は、気象に関するご指摘の点を踏まえて、更に深く追求していきたいと思います。
    ありがとうございました。

    1. 原田 紹臣 より:

      ※鉛直シアン→鉛直シア(タブレットでの変換ミスです,すみません)