建物配置と粒径が洪水氾濫時の土砂堆積に与える影響に関する実験的研究 2025年6月16日 最終更新日時 : 2025年6月17日 脇谷 新 著者 脇谷新/株式会社ハイドロ総合技術研究所 説明資料 発表スライド_20250616ダウンロード 発表スライド_20250616ダウンロード
本研究で着目する堤防決壊・氾濫,堤内地における流砂を考えたとき,私の認識では堤防決壊箇所近傍では落掘の形成に代表されるように洗掘が卓越し,遠方では堆積が卓越すると認識しています.今回の実験で対象とする建物は,どちらかというと近傍であり,建物周辺の局所洗掘による流失被災が問題になるケースが多いように認識しています.
本研究では,建物周辺の洗掘には着目せず,堆積に着目されていますが,上述のようなローカルな現象だけでなく広域の堆積に与える影響を評価されている,ということなのでしょうか?
脇谷です。
研究に興味を持っていただきありがとうございます。
コメントいただいた通りです。
本研究では広域の堆積をターゲットにしております。
なお、本実験装置は1/200スケールを想定しており、建物は切り欠き地点(氾濫地点)から100cm以上離して設置しています。実スケールに換算すると、氾濫地点から200m以上離れた地点となり、洗掘の影響は小さいとしています。