河川監視カメラ画像を用いた低コストかつ汎用的な水面検知システムの開発 2025年6月16日 最終更新日時 : 2025年6月16日 能登谷 祐一 著者 能登谷祐一/(株)建設技術研究所 神瀬史雄/(株)建設技術研究所 芥田直輝/(株)建設技術研究所 守谷将史/(株)建設技術研究所 辻倉裕喜/(株)建設技術研究所 説明資料 河川情報シンポジウムダウンロード
興味深く発表を聞かせて頂きました.一つ質問させてください.
今回,ImageMattingとエントロピーによる抽出を合成して判定していますが,合成させたほうが精度が上がるという認識でよろしいでしょうか.あるいは,精度はやや落ちるが異常値が少なくなる(それぞれ不得意な状況がある)ということなのでしょうか.
吉村英人様
ご質問ありがとうございます。
定量的に申し上げることは、いま難しいですが、
感覚としてほとんどの場合は合成させた方が精度が上がります。
ただし、エントロピーは陸地部分が水面よりも画像パターンが乱雑に写ることを仮定しているものであります。このため、コンクリート護岸のようなパターンが一様な場合は不得意となる可能性もあります。
本論文では、ImageMattingとエントロピーを合成する場合、水面確率が高い方(画像としては暗い方)を採用するとしていますが、加重平均をとるなど画像の状況に寄って工夫する余地はあると考えています。
能登谷様
ご回答ありがとうございます.
精度面でImageMattingとエントロピーの合成が大事だということが良く分かりました.
他でも使える場面は多くありそうなので,参考にさせて頂きます.