The symposium about river engineering, 2022

大規模水害が地域人口に与える影響とその原因の分析

著者

並河 奎伍1,小山 直紀2,山田 正3

1.中央大学大学院 理工学研究科,2.中央大学 助教 理工学部,3.中央大学研究開発機構 教授

説明資料

コメント (3)
  1. 呉 修一 より:

    大変興味深い研究結果をありがとうございます。私も千曲川の被災現場に行くたびに家がなくなっているのを目にして、何でだろうと思っていました。さて、浸水深が小さな地域においても家屋の転出が見られたのは、重要な結果と思いました。床下浸水でも、家屋が転出されたのは、やはり水害のリスクを認知してのことでしょうか?それとも水害を契機に不便が生じたなどの他の要因なのでしょうか?この点に関して、今後の取り組みかもしれませんが、何か考察があればご教示願います。どうぞよろしくお願い致します。富山県立大学 呉修一

    1. 並河 奎伍 より:

      呉先生
      中央大学の並河です
      返信が遅くなってしまい,大変申し訳ありません
      コメントありがとうございます.
      床下浸水においても転出が見られたことに関する考察なのですが,
      ・大規模な氾濫を目の当たりにし,洪水時に危険な地域に住んでいることを認知したこと
      ・住宅は被害を受けずとも,生活に大きく関与する施設(通学先やマーケットなど)が浸水被害を受けたこと
      ・勤務先は被害を受けずとも,仕事上関係する他企業が浸水被害を受けて間接的に被害を受けたこと

      などが考えられました.
      現段階では,住民がいつどこに転出したか,を知ることが出来ておらず,考察を裏付けをする根拠が不十分であるため,今後の課題としています.

      1. 呉 修一 より:

        並河さん、ありがとうございます。よく理解できました。本日のご発表も頑張ってください!