The symposium about river engineering, 2022

樹林地内の土砂堆積を考慮した樹木群の破壊シミュレーション

著者

傳甫 潤也1,竹村 健1,佐々木 博文2,森 文昭3,尾関 敏久3,伊藤 貴寛3

1.株式会社ドーコン,2.国土交通省 北海道開発局 建設部,3.国土交通省 北海道開発局 旭川開発建設部

説明資料

コメント (2)
  1. 和田 孝志 より:

    名寄川の出水による河道内樹木倒伏実績をみますと,外岸側での倒伏が多いように見受けられます.この原因として,外岸側に集中した流れによる河床侵食も考えられると思いました.
    倒伏が集中した部分の河床変動状況について何かご存じでしたらご教示いただけますと幸いです.

  2. 傳甫 潤也 より:

    和田様
    コメントありがとうございます。ご指摘のように、KP11付近外岸で多い状況にあります。河岸沿いの倒伏につきましては、出水前後空撮等より、一律倒伏しているテクスチャーであったこと、出水前後横断より侵食が実績が少ないことから、河岸侵食で流出した状況ではなかったです。ただし、KP11付近の広い砂州の中央付近も倒伏・非倒伏も混在する状況で微細な洗掘等もあったと思われます。こうしたことから、河岸沿いの倒伏も、足元を全て消失するほどの侵食ではなかったかもしれませんが、土砂が吸い出され緩んで倒伏が助長された等の影響もあるかもしれません。今回出水では河床変動が少なかったため、流況解析によるものでしたが、今後は河床変動考慮した事象等についても考えたいと思います。