三次元点群データ・平面二次元流況解析モデルを活用した河道計画の高度化

著者

  • 吉武央気/パシフィックコンサルタンツ(株)
  • 南まさし/パシフィックコンサルタンツ(株)
  • 池内正俊/パシフィックコンサルタンツ(株)
  • 藤本愛美/パシフィックコンサルタンツ(株)
  • 鈴木はるか/パシフィックコンサルタンツ(株)
  • 鈴木雄次/国土交通省
  • 笠原智子/国土交通省
  • 遠藤汐梨/国土交通省

説明資料

三次元点群データ・平面二次元流況解析モデルを活用した河道計画の高度化” に対して1件のコメントがあります。

  1. 朝日航洋・鈴田 裕三 より:

    本日質問させていただきました朝日航洋の鈴田と申します。 貴重なご発表を拝聴し、大変興味深く感じました。当社では、ALB計測からデータ活用までを業務として取り組んでおり、その中でALBデータの欠測部分や内挿補完についての課題が重要であると認識しております。特に水中部の欠測データが利用者に気づかれにくい点が問題であり、航空レーザ成果に含まれる「低密度ポリゴン」を参照することで信頼度の低い範囲を把握できるにもかかわらず、利用者の認知が十分でないと感じております。

    今回のご研究では、この課題に焦点を当て、準二次元不等流計算および平面二次元計算への影響と補正方法を提案されている点に大変価値があると感じました。

    さて、本題ですが、質問しきれなかった点について教えていただけますでしょうか。 P.8の図において、既知点による補正前の3次スプライン補間が約5mの乖離を示している結果は非常に衝撃的でした。この乖離は断面の形状に大きく影響されるものと推察しております。可能であれば、乖離の大きい箇所として105k、106.6k(?)の断面図や、そこで描かれた具体的な3次スプラインの内容をご提示いただけますと幸いです。

    なお、地理院の準則においては「データの欠損が多い箇所については、kriging法により内挿補間することができる」とされています。Kriging法はGISで簡単に処理できる手法で、地形の連続性を考慮し、未計測の位置を予測することが可能です(周囲の計測値を距離の近さによって重みづけし、空間的な関係を活用)この方法ではスプライン曲線と比較して地形的な外れ値が少なくなる可能性が高いと考えております。もし、この点について検討された事項がございましたら、ご教示いただけますと幸いです。

    ◆参考情報:kriging法については以下をご参照ください。
    https://pro.arcgis.com/ja/pro-app/latest/tool-reference/3d-analyst/how-kriging-works.htm

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