鉄道橋りょうを対象とした側方侵食危険度評価方法の基礎的検討 2025年6月14日 最終更新日時 : 2025年6月16日 石井 秀憲 著者 石井秀憲/東日本旅客鉄道 小野桂寿/東日本旅客鉄道 原田大輔/国立研究開発法人 土木研究所 説明資料 鉄道橋りょうを対象とした側方侵食危険度評価方法の基礎的検討_発表資料ダウンロード
個々の指標については異論ありませんが,ロジスティック関数を適用することは妥当でしょうか?様々な確率を記述する際に広く一般に使われることは承知していますが,本現象に対して,同関数が数ある分布形の中でも適当であると考えた理由等あれば教えてください.
柏田様
鉄道総研の石井と申します。
ご質問ありがとうございます。
本現象については、候補となる説明変数の増加(または減少)に伴い、発生確率が滑らかなS字型の変化を示すことが想定されました。一方で、データ数が限られており、閾値の位置や傾きといった関数形状の詳細については、十分に推定することが難しいと判断しました。
そのため、本研究では、確率変化を滑らかに記述でき、かつ外れ値や分布の偏りに対して比較的ロバストであるロジスティック関数を採用した次第です。