The symposium about river engineering, 2022

中筋川における河道内植生の維持管理コストを最小化する効率的な伐採サイクルの検討

著者

山崎 涼太1,村本 遥2,松平 璃子3,岡田 将治4

1.高知県 土木部,2.株式会社五星,3.高知工業高等専門学校 ソーシャルデザイン工学科,4.高知工業高等専門学校 教授 ソーシャルデザイン工学科

説明資料

コメント (2)
  1. 田端 幸輔 より:

    伐採後の樹木の再繁茂について、計算上どのように考慮されているのでしょうか?
    説明資料4章の最初のページには、「各植生の繁茂域は,実測結果に基づいて経年的に変化しないとし,密生度についても,2018年7月と2021年7月出水において同じ値を用いて出水時の再現計算ができたことから変化しないと仮定する.」とありますが、こちらとの関係が読み取れませんでした。補足説明いただけると幸いです。

  2. 岡田 将治 より:

    大規模伐採から1-2年目の計測は実施できていませんが,3-4-5年目の繁茂状況を計測しているため,植生表面高の実測値から定期横断測量データから補間して作成した河床形状を差し引いて得られる各年の植生高を各グリッドに与えています.繁茂域および密生度の経年変化は考慮していませんが,実測結果から各植生の繁茂域が変化していないこと,各年度の出水の再現計算結果から密生度が大きく変化していないことから,本文では上記のように説明しています.
    また,今後の課題として大規模伐採から1-2年目の繁茂状況の把握を挙げており,現在試験区間を設定し,伐採から1-2年目の状況を詳細にモニタリングしています.