“R6年奥能登豪雨災害における土砂・洪水氾濫を伴う河道変動特性の河川間比較” に対して3件のコメントがあります。

  1. 大野 純暉 より:

    久加先生、上田様

    お世話になっております。
    土木研究所の大野です。(OSではお世話になりました)

    上田様のご発表時にお聞きしたかったのですが、時間がなく、こちらでご質問させていただきます。

    質問①
    資料中に、堆積量・侵食量の縦断分布がありますが、侵食といううのは、河岸のことでしょうか、または河床低下のことでしょうか。

    質問②
    当方も、能登豪雨後に現地調査させていただいた際に、橋梁で流木が捕捉されていた下流側では、迂回流等による氾濫原から河道へ戻るような流れが生じていたことによる、河岸侵食のようなものがある箇所が見受けられました。土砂・流木が大量に供給される河道では、流路特性だけでなく、上記のようなことも侵食を考える上では大事になってくるのかなとも思ったのですが、如何でしょうか。

    以上について、ご教示いただけないでしょうか。
    よろしくお願いいたします。

    1. 上田 陸人 より:

      大野様

      お世話になっております。
      三井共同建設コンサルタントの上田です。
      OS大変興味深い内容で面白かったです。
      質問の返答ですが、久加先生が発表者ではない都合でログインできませんので私が返答させていただきます。
      内容自体は久加先生に確認済みです。

      ①
      谷出口より上流については,崩壊による侵食,河岸侵食,河床侵食(山地河道)が含まれておりますが,その大半は崩壊による侵食と考えております.堆積については,崩壊土砂の堆積や山地河道内への堆積が該当いたします.一方,河川区間については,低水路と氾濫原に区分しておりますが,侵食量には河岸侵食と河床侵食の両方が含まれております.

      ②
      急流河川ですので,河岸侵食に伴う大規模流路変動が生じた場合,橋梁に関係なく,氾濫原から河道に戻るような流れが形成されるものと考えております.また,このような場所の家屋などの危険リスクについては,橋梁を含め,地形判読や数値計算からあらかじめ推定することも可能かと思っております.一方,大野さんのご認識と同じか分かりませんが,上記事前検討では推定できない橋梁での土砂・流木堆積もあると思います.こうした場所における迂回流の発生と,それに伴う氾濫原侵食や家屋等の被災リスクについては,別途,侵食を考えるうえで重要になるのではないかと思っておりますが,如何でしょうか.このあたりの分類が現状あまり整理されていないため,地形から比較的容易に判断できる危険橋梁や危険個所,地形からは判断できないもののもし閉塞すれば危険となる橋梁などを,分かりやすい形で示すことが難しいのかなと思いました.

      1. 大野 純暉 より:

        三井共同建設コンサルタント 上田様

        お世話になっております。大野です。

        早速、ご回答いただきありがとうございます。
        私も何か答えを持っているわけではないのですが、
        能登豪雨や九州北部豪雨のような、河道が土砂・流木で埋まるような場合は、
        河道内の流路変化だけでなく、氾濫原すべてを河道と見て、堆積・侵食量の縦断分布と川幅・勾配の変化や掃流力等との分布を見てみると、さらに分かることもあるのかなと思い、ご質問させていただきました。
        橋梁の影響については、過去の閉塞事例等から閉塞しやすい条件を考えてみて、その条件に当てはまる場合は、閉塞するものとして考えられるかなと思う一方、橋梁が閉塞しても、上流側ですでに多くの洪水流が氾濫してしまっていると迂回流は生じないことが、実験でも確認できたので、難しいと思うところです。
        大変難しい問題であると思いますので、引き続き、議論等させていただければ幸甚です。

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